教育の特色

ホーム >  教育の特色/ビジネス情報学部パリ研修レポート

ビジネス情報学部パリ研修レポート

本年度の海外研修は,2017年2月8〜13日の4泊6日で実施されました。今回の訪問先は,ファッション,芸術,グルメで世界を魅了する国で,欧州連合(EU)の中心的存在でもあるフランスの首都パリでした。海外研修としては2年ぶりの訪問です。  
今回の研修では,2年前と同様,フランスに日本文化を普及させるための公的機関であるパリ日本文化会館にて,日本語を学ぶフランス人の方々を交え,絵手紙を実践しつつ,コミュニケーションを図るという国際交流ワークショップを実現することができました。また,今回は国際機関OECDの本部を訪問し,国際社会で注目するべき経済・社会問題について学修するとともに,現地で活躍する邦人職員から講話を頂くことで,海外で働くことの意義や尊さも学んで貰いました。
なお,今回は,澁谷朋子理事長,小池邦夫客員教授,澁谷正志監査,落合春彦企画広報部長の参加も得られ,学生15名と併せて,総勢20名がパリを訪問し,思い出に残る大変充実した研修となりました。

2月8日(水)

羽田空港で無事に参加者全員が集合し,出国手続きを経て,ANA215便にてパリへ出発。12時間前後の長距離フライトということで,今回参加したほとんどの学生は,これだけ長い時間飛行機に乗るのは初めてでしたが,充実した機内モニターを使ったり,ゆったり睡眠を取ったりで,あっという間に,夕方4時頃にパリのシャルルドゴール空港に到着。入国審査は至って順調。その後,学生全員にとって初めてとなるパリ市内の景色を興味深く見ながら,バスでホテルまで移動しました。比較的時間に余裕があったので,ホテルのすぐ近くのショッピングモール(ベルシー・ヴィラージュ)にあるステーキハウスで,皆で楽しく夕食を取りました。

2月9日(木)
この日は終日,パリ日本文化会館にて,同館日本語講座の受講生,国立東洋言語文化学院(INALCO)の日本語専攻学生など,現地で日本に関心のあるフランス人を交えて,本学で積極的に取組んでいる絵手紙を実践するワークショップを開催しました。なお,この日のために,澁谷理事長の指導の下,参加学生は渡航前に熱心に絵手紙実践の練習に取り組んできました。

午前中は,絵手紙を実践するための準備を行った後,パリ日本文化会館の嶋根智章副館長から,フランスの文化・歴史,日本文化のフランスへの普及状況などに関する講話を頂きました。そして,午後にワークショップが始まりました。冒頭,澁谷監査より,本学及び群馬県に関する紹介がなされ,ユーモアに富んだ説明にフランス人は皆興味津々でした。そして,澁谷理事長より,絵手紙の歴史や基礎知識に関するレクチャーが行われた後,日本絵手紙協会の会長を務められる小池先生自らが絵手紙の描き方を伝授しました。小池先生はとても熱心で,フランス人参加者一人一人に語り掛けるような様子が微笑ましく映りました。

ワークショップ中は,前回同様,座席の配置が3〜4人一組で,本学学生とフランス人が入り交ざるような組合せとなり,実際に絵手紙を各自描く場面では,渡航前に学んだ経験を活かし,絵手紙普及の担い手として,筆の持ち方,線の描き方など,本学学生自らが細かく手解きするという形式でした。これが良い意味で学生自身に緊張感と責任感を持たせ,ごく簡単な英語やジェスチャーを交えつつ,熱心に手解きする光景が印象的でしたし,お互いに自己紹介をしたり,それぞれのSNSの連絡先を交換し合ったりと,とても和やかな雰囲気でコミュニケーションが図れていました。絵手紙がお互いの心と心を結び付けることにより,今回もまた「日仏文化交流」が実現できました!

また,フランス人が描いた絵手紙作品を見ると,線の描写や色の使い方がやはり独特で,既成観念に囚われないセンスが存分に現れていることが多かったという印象です。なお,このワークショップは,またぜひ絵手紙をやってみたいという意見が多く,大好評でしたし,パリ日本文化会館によって,フランス人の描いた作品の一部が日本語講座ブースに暫く展示されました。  ワークショップが終わった後,夜は,優雅な造りで有名なオペラ座に向かい,その前で記念撮影を行い,近くのデパートでショッピングを楽しみました。


ページトップへ戻る