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学長メッセージ

 



上武大学 学長
澁谷 正史 

1944.9.5生
専門:医学
東京大学医学部卒業
医学博士
東京大学名誉教授
日本癌学会学術吉田富三賞受賞
高松宮妃癌研究基金学術賞受賞
金原一郎記念医学医療振興財団理事長



「自らの夢をもち、チャレンジしよう」

 上武大学は昭和43年に創立された、群馬県で最も古い私立大学です。建学の精神「雑草精神(あらくさだましい)」は、どのような状況でもくじけず、粘り強く努力を重ねて新たな世界を切り開いていこうとの若者の意志を示したものです。本学はその精神をもとに多くの場で活躍してきました。スポーツでは硬式野球部が第62回全日本大学野球選手権大会で初優勝を飾り、駅伝部は平成31年まで11年連続で箱根駅伝出場、平成26年は陸上200m走で、日本選手権優勝を果たしました。さらに吹奏楽部は平成23年全国大会銀賞に輝くなど、スポーツのみならず文化系でも多くの学生諸君が活躍しています。

 20歳前後の4年間は、人生のなかでも最も輝かしい時期の1つと言うことができます。本学は、スポーツ健康学への取組み強化と現状のグローバル化に対応するため、スポーツ健康マネジメント学科と国際ビジネス学科をもつビジネス情報学部をもち、さらに看護学部をもっています。これらに多くの学びの場があり、教育・研究に力を入れています。さまざまな問題を深く研究するための大学院経営管理研究科も設置されています。さらに、看護学やスポーツ生理学の教育・研究をより一層充実させる目的で、平成24年より医学生理学研究所を立ち上げました。研究とともに、地域貢献、産学連携を目指して活動しています。

 本学で学ぶ学生諸君には、自然に恵まれたキャンパスで、しっかりと勉強して基礎的な力を付けるとともに、是非、自らの夢をもち、それを実現するにはどうすればよいか、自分で考えて行動してほしいと思います。よい友人を得て話し合い、自立して、失敗をおそれずチャレンジし、その結果については自ら責任をとる、またあらたに工夫して壁を乗り越える、そのような力強い、また心豊かな人間に育つことを期待し、全学をあげて支援しています。未来豊かな若者とともに学ぶことができることを私たち教職員も大変誇りに思い、日々努力を続けています。高校生の皆さんには、是非、本学での学びを目指してほしいと思います。

 現在の日本は大変厳しい状況に置かれています。東日本大震災で受けた多くの被害、原発事故の後遺症は非常に大きいものがあります。これらは10年、20年単位の非常に長期的な問題となると言わざるを得ません。また、経済的にも世界の中で我が国の力は低下しつつあるのではないかと言われています。しかしこのような時こそ未解決の問題に立ち向かう大学の力、若者を中心とする新しい力が必要です。本学は、世界で活躍できる若者を育ててまいります。また、地域に根ざした教育・研究の重要な拠点となれるよう、今後もできる限りの努力を続けていく所存です。